カタガキナシ

「愛」と「欲望」について語るブログです。

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学校の中で堂々と遊戯王をする天才的な方法を発見したけど、引き換えに友達を失った話

 

 

小学6年生の頃、仲間内で遊戯王が流行っていました。

 

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あの時は学校が終われば即デュエル。

デュエルの約束を取り付けるために学校に行っていたようなものでした。

 

デュエルに取り憑かれていたため、学校では常にデュエルのことしか考えておらず、ひどい時は朝起きて学校の支度をしながら「帰ってデュエルしたいなー」と考えていたくらいでした。

 

 

学校でデュエルをする方法

 

 

ある日、仲間の一人が「学校でもデュエルできたら最高なんだけどなー」

ふとこんなことをこぼしました。

 

 

たいていの学校がそうだと思いますが、私が通っていた小学校も例に漏れず、校則でゲームやホビー類は持ち込みできませんでした。

 

 

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隠れてやる方法もあったのかもしれませんが、先生に見つかって没収される可能性がとても高いです。

デュエリストにとって命よりも大事なデッキを取られるリスクには見合うとは思えなかったのです。

 

 

ただし、校則には例外がありました。

 

 

トランプとウノだけは許されていたのです。

 

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この校則に目をつけた仲間内の一人(Aくんとします)が、ある日

「一人一つずつトランプを100均で買ってきてくれ」

と言いました。

 

 

次の日、言われるがままトランプを買って持ち寄るとAくんが

トランプに自分のデッキに入っているカード名をペンで書いていくんだ。こうすれば学校内でもデュエルができる

というアイデアを出してきました。

 

 

遊戯王のデッキの枚数は40枚で、トランプは52枚。

スペアを含めて代わりにすることができるのです。

しかも、見た目はあくまでトランプなので没収される心配もありません。

 

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こんな感じで書いていきます。

 

 

この時、その場の人間全員が心の中でAくんをゴッドと呼んだことでしょう。

少なくとも私は呼びました。

 

 

 トランプデュエルのたった一つの欠点

 

 Aくんが考案したトランプデュエルは、それまでみんな無気力だった休み時間に革命を起こしました。

 

デュエルまでの待ち時間にすぎなかった学校が、一日の楽しみとなったのです。

  

しかし、完璧な遊びと言われていたこのトランプデュエルにも、欠点が一つだけあり、あろうことかそれが友情決裂の引き金を引いてしまったのです。

 

 

ある日、友達の一人(Dくんとしましょう)とトランプデュエルをしていると、Dくんが普段見覚えのないカードを出してきました。

 

私は効果がわからなかったので「それってどんな効果だっけ?」とDくんに尋ねると、

「えっとねー…デッキからモンスターを墓地に送って…それから…」

と、なんだかしどろもどろな説明をするので、違和感を感じました。

 

 

学校が終わったあと、再びDくんとデュエルをした時に、再び違和感を感じました。

 

トランプデュエルの時にはガンガン出てきた先ほどのカードが、今度は全く出てこないのです。

 

思い切って「学校で出してたあのカード、出さないの?」と聞いてみると、Dくんは「いやー、まあ、うん」と挙動不審になりながら答えました。

 

 

怪しい…その時には周りにいた友達もそんな目でDくんを見ていました。

 

「デッキを見せてくれ」と言ってもDくんは理由をつけて応じません。

 

しびれを切らした友達の一人が、Dくんから奪い取るようにデッキを確認すると、Dくんのデッキには学校で使ったカードは入っていないことが発覚したのです。

 

 

Aくんは最初に、自分の持っているカードの名前を書くというルールを定めていました。

持っていないカードも使い放題にすると、カードパワーのインフレを引き起こしかねないためです。

コピーしたお札が使えないのと同じ理屈ですね。

 

 

私含め友達全員がDくんを取り囲み、なぜこんなインチキをしたのかを問いただすと、このカードが使いたかったけど、高くて買えなかったとのことでした。

 

 

ちなみにこのカードです。

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画像転載元:http://www.e-ecopark.com/blog/kiyosu/yu-gi-oh-44/

 

 

画像のとおり、当時このカードは貴重で、1枚5000円はくだらないカードだったのです。(今は10円もしないのですが…。)

 

しかもDくんはこのカードをデッキに3枚投入していたので、計15000円分も不正に使用していたのです。

 

 

最初はうなだれて私たちに囲まれていたDくんでしたが、突然立ち上がり

 

 

「しょうがねーだろ!!!プリズマーなかったら俺のデッキ壊滅だよ!!!」

 

 

と、吐き捨てて半べそで走り去って行きました。

 

 

それ以降、Dくんとは遊んだ記憶がありません。

 

 

ルールを守って楽しくデュエル!